※「つづき」です。
以前の記事を未読の方は、よろしければ
(1)から順にご覧ください。
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オレは映画・ドラマや小説やマンガを見て泣くことは少ない。
登場人物への感情移入があまりできない性質なのだ。
しかし「Kanon」には泣いた。
(ギャルゲーで泣く40代ってブキミですか?)
栞とあゆについては、クライマックスの場面をセーブして
繰り返し見ては、繰り返し泣いている。
一体どうしちゃったのさオレ?
・・・ほんの少し残った冷静さで自己分析してみる。
ストーリーも台詞も甘ったるくて青臭い。
オレは本来こういうのはあまり好きじゃない。
しかし、その甘ったるさ・青臭さが心に染みる。
それはゲームという表現手法の力なのかもしれない。
このゲームは、文章を読み進めるという点で小説に近い。
主人公の一人称なので、読者は感情移入しやすい。
そこに「主人公の目線による映像」が加わって、
より感情移入が強くなるのだと思う。
自分で選択肢を選んできた結果だということも、
作品世界に入り込みやすい要因なのだろう。
BGMの力も大きい。
ピアノやオルゴールのメロディが切なくて、
感動を盛り上げてくれる。
それらによって、じわじわと刺激されてきた涙腺を
一気に決壊させたのは「声」。
栞の「たくさん・・・たくさん・・・あるのに・・・」。
泣きそうになるのをこらえて、でも震えてしまう声。
あゆの「最後のお願いですっ」以降の悲痛な台詞。
明るくふるまおうとして、でもできずに泣きじゃくる声。
脳に落涙中枢というものがあるならば、
そこを直撃する名演である。
感情移入しにくいオレがここまで入り込めるのだから
どっぷりハマってしまう人が多いのもうなずける。
見直した!ギャルゲー。
・・・またまた「つづく」。
長々とすみませんね。次回が最後の予定ですので。
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