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2011年7月 9日 (土)

ボーカロイドと「心の込もった歌」

まずは宣伝。
新曲できました。
初音ミクで「素敵な夢を」。

「感情のこもった歌」を目指して調声しました。

ボーカロイドをやっていると、
「歌がうまいとはどういうことか」
を考えるようになります。

バンドでヴォーカルをやってきたし、
カラオケもよく行っていたけど、これまでは、
あまり深く考えて歌っていなかったなあ。

ボーカロイドの調声をしていると、
抑揚の付け方、発音、語尾の伸ばし方などで
ずいぶんと印象が変わることに気付きます。
どうすれば人に感動を与えられるかを考えて、
ベストの方法を生み出す。
それが表現力というものなのでしょう。

しかし、世の中には、
「心が込もっていない機械の歌では感動できない」
と言う人もいます。

でもさ・・・「心が込もった歌」って何だろう?

心が込もっているか、込もっていないかを
歌を聴いて判断できるのだろうか?

たとえば、下手な人が心を込めて歌うのと、
上手い人が心を込めずに歌うのと、
どっちが人の心を打つのだろうか?

プロの歌手は、どんなに悲しいときでも、
楽しい歌は楽しく歌わなければならない。
それは「心が込もっていない」と
批判されることだろうか?

岡田有希子は、自殺するほど追いつめられていながら
「くちびるNETWORK」を明るく可愛く歌っていた。
その歌に「心が込もっていない」と感じたか?

それは、つまり「演技力」。
聴き手に「心が込もっている」と思い込ませる技術。
しっかりと調声されたボーカロイドの歌に
感動するのは自然なことだと思うのです。
俳優なら称賛される力なのに、歌の世界では
なぜか「真実」であることを求める人が多いんですね。

「歌には心が込もっていなければならない」
と考える人は、ボーカロイドの歌を認めてしまうと、
自分の価値観を否定することになりそうで
不安になるんじゃないだろうか?
だから批判の仕方がヒステリックなのかな。
先入観や否定から入らずに聴けばいいのにな。

あ、こういうことを書くと、
「心を込めず技術だけで作っている」と
誤解されそうなので、念のため言っておきますが、

心は込めています。

ボカロ曲だって、作っているのは人間。
聴く人に感動を与えられるように と、
何時間もかけて調声しています。
それは、心がなければできない
大変な作業なのですよ。

音を出すのが機械だというだけで、
その後ろには生身の人間がいることを
忘れないでほしいな。

では最後にもう1曲。
感情表現を目指して徹底的に調声した(つもり)。
巡音ルカ「ミルク32」です。

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