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2008年3月31日 (月)

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

春だというのに何故オレは
新宿の地下でこんな暗い映画を・・・

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」

冒頭から30分位は「ちょっとなあ」という感じ。
安保闘争から連合赤軍結成までを駆け足で説明。
事件に直接関係しない人がたくさん出てきては
あっという間に退場していく。
正直、この部分はなくても良かったのでは?
と思ったのですが、中盤以降はものすごいことに。

圧倒的なリアリティがものすごい。
森恒夫と永田洋子はマジで怖い。
そして、遠山美枝子役の坂井真紀の
追い詰められる演技がまたすごい。

以前から連合赤軍には興味があって、
いくつか本を読んだり映画を観たりしていました。
興味といっても、思想面ではない。
「なぜ仲間を多数殺すことになったのか」
その心理面に興味があるのです。

この映画を観て、ひとつの結論に達しました。
殺したのは「空気」なのだなと。

森と永田が作り出した、あきらかに異常な「空気」。
それに乗ってしまう人もいれば、いったんは乗ったものの
自分がやられる可能性に気づいて逃げ出す人もいれば、
「おかしい」と思いながら言い出せない人もいる。

いなかったのは「それはおかしい」と言い出す人。

なぜ言えなかったのか。
言えない空気だったから。
言えない空気を森と永田が作り出してしまったから。

この事件は決して特殊なケースではないと思うのです。
100年ほど前にも新撰組で似たようなことが起こっているし、
今でも、殺人までは至らないにしても、学校や企業などで、
このようなケースは頻繁に起こっているでしょう。

「KY」という言葉が流行するなど、
「空気を読む」ことに敏感な昨今。
しかしそれは、とても危険なことなのかも。

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