床下仙人・天下り酒場/原宏一
自宅の床下にホームレスが住み着いていたら...
社長を派遣する人材派遣会社があったら...
他人の歯を磨くことが商売にならないか...
というようなユニークな発想を小説に仕上げる原宏一。
最初は「そんなわけあるかい」と思うのだけれど、
どことなくのんびりムードの文体で展開されると
妙なリアリティを感じてしまう。
「もしかしたら現実にアリかも」とか思ってしまう。
「床下仙人」を読んだのは数ヶ月前。
書店の手書きPOPに
「これを面白いと思わなかったら
小説を読むのはやめたほうがいい」
といった挑戦的なキャッチがあった。
「ほほう、ずいぶんと大きく出たね。」
と斜に構えつつ読んでみたら
すんませんホントに面白いですコレ。
文庫新刊「天下り酒場」の解説は
なんと町田の書店の店員さん。
「床下仙人」はこの人が気に入って書店に並べ、
重版未定だったのを交渉して重版してもらい、
全国的なヒットに結びついたのだそうだ。
いいですね。こういう「好き」と「仕事」が密着している人。
RCサクセションの「シングルマン再発運動」を思い出しました。
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